「バラの香り成分に抗うつ効果確認 川崎医療福祉大の講師グループ」
バラの主要な香り成分「フェニルエタノール」に抗うつ効果があることを、川崎医療福祉大医療技術学部の上野浩司講師(神経生理学)らの研究グループが突き止めた。
フェニルエタノールを吸わせたマウスは、ストレス環境下でうつのような状態になりにくいことを確認。
精神疾患の新しい薬や治療法の開発につながる成果として期待される。
これまでにもバラの香りが人間のストレスホルモンの分泌を抑える働きを示す研究成果が報告されているが、上野講師によると、どの成分が作用しているかは明らかになっていないため、グループは香水や化粧品などに使われるフェニルエタノールに着目し効果を確かめた。
引用:山陽新聞デジタル|さんデジ(2018年11月09日)
抗うつ効果に期待!
少し前まで「アロマテラピー」なんて言葉が流行っていてラベンダーやベルガモット、オレンジやレモンなどの柑橘系の香りがストレスの緩和、疲労回復、不眠症の解消などに効果があると言われていましたね。
その情報はわたしも知っていましたが、驚いたことに何の成分が作用しているのか今までわかっていなかったとは!
では、今回確認されたという「フェニルエタノール」とはいったい何なのか?
フェニルエタノールとは?
フェニルエタノールは快い花の香を持ち、特にバラの香りを加えたいときに香料として用いられる。タバコの添加剤、アルカリ性に強いことから石鹸の保存料としても用いられる。生物学ではその抗菌作用に興味が持たれている。
高知大学教授の金哲史は、クヌギの樹液にスズメバチが好むものと嫌がるものがあることに着目。フェニルエタノールに、スズメバチの忌避作用があることを発見した。
天然に広く存在する無色の液体で、バラ、カーネーション、ヒヤシンス、アレッポマツ、イランイラン、ゼラニウム、ネロリ、キンコウボク など、さまざまな精油に含まれる。
引用:ウィキペディアより
上記に書いてあるように、フェニルエタノールはわたしたちにとって非常に身近なものなんですね。
わたしはうつではありませんが(おそらく・・)、強迫性障害の症状がピークの時はそれこそ毎日死にたいと思ったものです。
現在はそれほどではないにしても落ち込んでしまうことが多々あります。
今回の発見によって新しい薬や治療法が見つかることを切に願います。
では、早速バラの香りの芳香剤でも買いに行こうかな!